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冬の感染症予防のために知っておきたい3原則 理解から始めるコロナ対策3

更新日:2021年2月22日



感染症の予防や対策を、冬は念入りに行う必要があります。なぜなら、冬は感染の可能性が高くなるからです。感染リスクが高くなる要因とその対策についてお伝えします。





1、冬場は感染症対策を念入りに行わなければならない理由

冬は気温が下がり、乾燥します。気温が下がると、ウィルスの活動時間が長くなります。さらに乾燥すると、ウイルスが広くただようようになります。そのため、感染する可能性が他の季節より高くなります。





理化学研究所などの研究チームが、湿度90%と湿度30%の条件における新型コロナウイルスの飛沫の広がりについて、スーパーコンピューター富岳を使った予測を公表しています。


1.8メートル先に座る向かいの人にかかる飛沫の数は、3倍に上ることが分かりました。さらに飛沫が霧状に広がりやすくなり、時間が経過しても多くの飛沫が空中に漂い続けたということです。


国立感染症研究所も湿度が高いと飛沫の水分量が重くなり落下しやすくなり遠くに飛ばなくなること、湿度が低くなると飛沫が長時間空気中に漂うことを示しています。







2、冬の感染症予防・対策の3原則

コロナ対策を徹底するための、冬の感染症予防・対策の3原則をお伝えします。


暖房・加湿・寒くない換気の3つです。






1.暖房

気温が下がるとウィルスの活動時間が長くなるため、部屋の中は暖房をして気温を上げましょう。



2.加湿

乾燥するとウイルスが広く漂うため、加湿を行うことを推奨します。湿度は40%以上になるように設定してください。理想の湿度は60%です。


政府の「寒冷な場面における感染防止等のポイント」と理化学研究所の「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」から数値を出しています。



3.寒くない換気

冬は寒いため、換気を忘れがちになります。常時換気や2段階換気を活用し、暖房使用時にも換気を徹底しましょう。






暖かい室温を保ちながら換気するためのオススメの方法は、常時換気と2段階方式換気です。


①常時換気


暖房をつけながら窓を少し開けて、そのまま放置しておきます。


②2段階方式換気


廊下などを活用して、外気を温めてから換気を行います。


(1)最初に人のいない廊下や部屋の窓を開けてに外気を入れ、その外気を暖房で温めます。

(2)それを人のいる部屋の空気と入れ替えます。


そうすることで、寒さを感じることを減らして換気ができます。




窓を全開にして換気をして寒い思いをする必要はありません。加えてサーキュレーターや扇風機を回して、部屋の空気を外に出すように空気の流れを意識するようにしてください。



まとめ

冬は感染リスクが高くなることから、特に意識して感染症対策を行う必要があります。無理をせずに工夫をしながら取り組むことを推奨します。



保育園の形は1つではありません。

保育園の経営者、園長先生、保育士が、「自園が取るべき行動は何か?」と主体的に考え、行動することが何よりも大切です。その一歩のための支えになることができましたら、これほど嬉しいことはありません。みなさまのお力になれることがあればご連絡ください。


「経営課題について解決支援をしてほしい」という具体的なご相談はもちろん、「とりあえず話を聞いてみたい」という場合でも、相談は無料ですので保育園のコロナ対策や経営についてご不明な点や疑問点などありましたらお気軽にご相談ください。





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