保育園には保護者や地域住民など多くの人が関わっています。コロナについての基礎知識を持った上で、保育園としてどのような対応をとっていくべきでしょうか。
社会の中で求められる保育園の役割や心構えについて考えていきましょう。
1、なぜチームでコロナ対策を行うべきか
保育園には、子ども、保護者、保育士、職員はもちろんのこと、取引をしている業者、行政や自治体の担当者、近所の住民、地域などあらゆる人が関わっています。
<画像:保育園は地域社会と密接に関わっている>
どこから保育園に病原菌が持ち込まれるのか、誰にも分かりません。
そのため、多くの関係者がいる中で一部の関係者に対して感染の予防や対策を徹底しても意味はありません。
保育園の外では保護者や関係者など個人の意志で行動が決まります。
保育園に関わる人全員に感染症の予防と対策をしっかりと行ってもらうために保育園から適切に情報提供をして、予防対策行動を促すことが重要になってきます。
<画像:守り合う関係へ>
例えば行事の参加者制限についても文句が出たり、しぶしぶ従う人がいる状況では、保護者としてコロナ対策の自覚が足りないと考えられます。保護者を啓蒙して行動させることが保育園には求められています。
保育園が中心となって感染症対策を行い、保育園関係者に予防対策を適切に行ってもらえるように働きかけて保育園と関係者全体のチームで予防を行なっていきましょう。
コロナを乗り越える共同体として強い保育園チームを築いていくためには、保育園からの働きかけが欠かせません。
<画像:ゴール>
2、保育園がまず絶対に伝えないといけないこと
保育園は感染症対策をしっかりしてくれているから、絶対に安全・安心だと考える保護者や関係者がいるかもしれません。
また、なんとなく保育園で感染は起こらないのではないかと思っている人も中にはいるでしょう。
しかし、関係者に絶対に知ってもらわないといけないことがあります。
それは、保育園は濃厚接触をする場所ということです。
<画像:感染症対策の前提>
抱っこ・食事・絵本・遊びなど様々な保育活動で身体が触れたり、飛沫がかかることがあります。それらを全て防ぎならが保育を行うことは不可能です。
どれほど保育園で注意をしたとしても、別の場所で感染した人がいれば保育園内で感染が拡大してしまいます。
そのことを前提に置いてもらい、徹底して予防をしているが100%コロナを防ぐことはできないと理解してもらいましょう。
3、コロナ禍で保育園がやっておきたい3つのこと
コロナ感染拡大を防ぐために、保育園が地域社会の中心となって行っていただきたい3つのことを挙げます。
信憑性の高い情報収集
感染症の予防と対策
関係者への情報提供
<画像:保育園がやる3つのこと>
1.信憑性の高い情報収集
信憑性の高い情報を収集することで、予防対策として本当に必要な行動のみに時間をかけることができます。
2.感染症の予防と対策
保育園の職員や関係者が感染症に関する正しい知識を持つことで、適切な予防対策を行うことができます。
3.関係者への情報提供
保護者や関係者のコロナに関する知識や情報には差がありますので、保育園からの情報発信を行なうことによりその差を埋めることができます。
それぞれの項目については、別の記事にて詳しく解説する予定ですので合わせてご一読ください。
まとめ
保育園は、様々な保育園関係者がいて成り立っています。コロナは保育園だけが予防対策を完璧に行なっていたとしても防ぐことはできません。家庭、地域と連携をすることで、感染症予防をより強固なものにすることができます。
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保育園の形は1つではありません。
保育園の経営者、園長先生、保育士が、「自園が取るべき行動は何か?」と主体的に考え、行動することが何よりも大切です。その一歩のための支えになることができましたら、これほど嬉しいことはありません。
みなさまのお力になれることがあればご連絡ください。
「経営課題について解決支援をしてほしい」という具体的なご相談はもちろん、「とりあえず話を聞いてみたい」という場合でも、相談は無料ですので保育園のコロナ対策や経営についてご不明な点や疑問点などありましたらお気軽にご相談ください。
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