保育園での感染症対策にいて基本となる3つのルールの他、保育活動中にコロナ感染が疑われる症状が現れたときの対応方法などについて解説しています。
1、保育園での感染症対策における3つの基本ルール
保育園での感染症対策における基本のルールは下記のものになります。
いずれも感染症予防には欠かせない大切なものになりますので、当たり前のことですが気を引き締めて行えるようにしたいですね。
1.症状のある園児や保育士は必ず休む
登園をさせないことが感染の拡大を防ぎます。
2.手洗いなど感染管理
保育士や職員はもちろん、園児や保護者にも徹底できるかが重要です。
3.換気などの環境整備
保育室などの場所を感染から守り、安全な空間作りを行います。
2、保育中にコロナ感染が疑われる場合の対応
保育中にコロナ感染が疑われるような症状が出たら隔離、消毒、マスクの対応をとりましょう。
コロナ感染が疑われるような症状には、発熱や咳、体調不良などがあります。
感染の可能性がある子どもがいる場合、飛沫感染や接触感染を防ぐためにまず他の子どもと接触しないように医務室等の別室に移します。むずかしい場合は、2m以上の距離を確保してください。
すぐに病院に連れて行くというのも一つの手段です。感染拡大を防ぐために、対応する保育士は最小限にしましょう。
そして、感染者が触ったものには病原菌がいると考えてください。すべてを消毒し、処分しましょう。触る時も手袋やマスクをして対応する保育士にコロナウイルスが付着しないように十分な注意を払います。
可能であれば、感染者にマスクを着けます。マスクは小さい子どもには無理につける必要はありません。できれば、でいいので、飛沫感染を防ぐために行いましょう。
マスクが子どもに及ぼす影響については別の記事『感染を防ぐために知っておきたい3つの条件 理解から始めるコロナ対策2』にて詳しく説明していますので、ぜひご一読ください。
保育園には看護師が常駐していないところもあるので、病院に行く前に、どの保育士でもきちんとこのような対応ができるようにしましょう。
通常の保育時の病気や怪我と同じで、医療の専門家でない保育士が判断することは絶対に避けてください。
必ず専門家に相談します。コロナ感染が疑われた場合、病院や自治体のどこに連絡すべきなのかを普段から確認できるようにしておきます。
3、登園・出勤を禁止する基準を作る
保育園への登園や出勤をしてはいけない基準を明確に設定します。
基準を曖昧にしておくと、さらなる子どもや保育士への感染拡大につながってしまいます。不安な場合は保育園や保健所に事前に問い合わせてもらう、などの対策も感染防止には重要です。
まとめ
普段の取り組みがいざというときに意味をなします。
コロナに感染した可能性があるという時のために、保育士全員が責任を持って対応できるように十分な事前準備や心構えを行っておきましょう。
保育園の形は1つではありません。
保育園の経営者、園長先生、保育士が、「自園が取るべき行動は何か?」と主体的に考え、行動することが何よりも大切です。その一歩のための支えになることができましたら、これほど嬉しいことはありません。
みなさまのお力になれることがあればご連絡ください。
「経営課題について解決支援をしてほしい」という具体的なご相談はもちろん、「とりあえず話を聞いてみたい」という場合でも、相談は無料ですので保育園のコロナ対策や経営についてご不明な点や疑問点などありましたらお気軽にご相談ください。
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