保育現場の​コロナ対策3 行事における感染症対策



これまで様々な保育シーンにおけるコロナ予防・対策について解説してきました。


最後に、保育園に欠かせない行事の感染症対策について考えていきましょう。園内行事と園外行事の2パターンに分けて行います。



目次

1、園内行事の感染症対策
2、園外行事の感染症対策
3、オンライン行事のメリット・デメリット
まとめ



1、園内行事の感染症対策

前回は観点③までの感染症対策を考えましたので、今回は『観点④ 行事』について考えていきましょう。


観点④ 行事

  • 園内で行う場合

  • 園外で行う場合


<シーン別分類の例>



ここでの行事は園児のみで行われるものではなく、保護者など外部の人が来場する行事のことを指します。


必然的に外部の人との接触が生まれますので、感染拡大のリスクが増大します。

しかし、保護者が子どもの成長を見られ、子どもが努力した成果を伝えられる貴重な機会です。


子どもにとって一度しかない行事を中止しないためにも、開催方法を工夫して感染症対策と行事を両立できるようにしましょう。





<保育行事の前提>



園内・園外の行事に共通して必要なことは、参加者への来場・来園ルールを定めておくことです。このルールが守れない参加者は当日は、入場・入園を禁止します。


  • 体温計測で異常がない

  • マスクを着用する

  • 手洗いや消毒を行う


体温計測は2週間前から実施してもらい、それまでに発熱がないことや当日も入場・入園前に発熱がないことを確認します。

事前に参加者への連絡をしておき、来園のルールを理解してもらうことが重要になってきます。





<来園のルール>




園内での行事


1. 来園者の制限


会場の広さから逆算して考えましょう。

通常の参加者数の半分以下にする、2m間隔を開けて入れる人数を定めるなど会場に合わせて人数を制限します。


重症化リスクの高い60代以上の人の参加を制限することも懸命な判断だと考えられます。


◇参考記事

保育現場の​コロナ対策1 基本・来園者への感染症対策



2. 検温、手指消毒の徹底


ウイルスを持ち込まないようにするため、会場に入る前に検温と手指消毒を全員に行ってもらいます。



3. 会場の換気


開催中は、会場の常時換気を行います。

普段保育園にいない人が多数来園することになり感染リスクが高くなるため、定期的な換気よりも常に換気を行っておく方が安心です。


換気についてはこちらの記事にて詳しく説明しておりますので、ぜひご一読ください。


◇関連記事

手洗い・換気・マスクを見直す 保育園の感染症対策2





<行事開催の工夫>



4. 行事後の長時間換気


行事が終わった後には、来園者が通った場所や部屋の換気を行います。

サーキュレーターなどを設置して会場全体の空気が外の空気と入れ替わるように換気を行いましょう。



5. 接触部位のアルコール消毒

行事後に外部の人が触ったである場所、手すりや扉などを消毒します。





<園内行事の感染症対策>




2、園外行事の感染症対策

1. 会場を選択


行事を行うにあたり、感染症対策が問題なく行える会場であるかを選定する必要があります。

主な観点は以下の3つになります。


  • 十分な広さが確保できる

  • 十分な換気ができる

  • 清掃が十分行われている


これ以外にも、参加者を入れ替えるときに会場の外で待機できる場所があるのか、入場前に保護者が十分な間隔を空けて並ぶ広さがあるのかなど、当日の流れに沿ってチェックポイントを羅列します。



2. 来場者の制限


外の会場を借りる場合、会場ごとに人数制限が定められているためそれを参考にします。



◇参考記事

保育現場の​コロナ対策1 基本・来園者への感染症対策



3. 検温、手指消毒の徹底


ウイルスを持ち込まないようにするため、会場に入る前に検温と手指消毒を全員に行ってもらいます。



4. 会場の換気

開催中は、会場の常時換気を行います。

普段保育園にいない人が多数来場し感染リスクが高くなるため、定期的な換気よりも常に換気を行っておく方が安心です。


運動場など屋外で行う場合は換気は必要ありません。それも踏まえて会場を選定することも一つの手段です。



換気についてはこちらの記事にて詳しく説明しておりますので、ぜひご一読ください。


◇関連記事

手洗い・換気・マスクを見直す 保育園の感染症対策2





<園外行事の感染症対策>




3、オンライン行事のメリット・デメリット


オンライン行事は『インターネットを通して、行事の様子を配信すること』です。


保護者が来場せずライブ配信のみ行う場合や、保護者を制限付きで来場させ後日オンラインでも配信する場合などもオンライン行事に含まれます。



オンライン行事の特徴


  • 人数制限をせずに行事を開催できる

  • 当日参加できない家族も視聴できる

  • インターネット環境とパソコン、スマホがあれば場所に縛られず参加できる

  • 参加者を限定した配信ができる




<オンライン行事の感染症対策>


保育園側のメリット


  • 当日の感染症対策の負担が減る

  • 多くの保護者に行事の様子を届けられる

  • スマートフォン1台あれば実施できる

  • 広い場所や新しい会場を確保しなくて良い


保護者側のメリット


  • 参加者制限がないので、家族の一部が見られないという状況にならない

  • 遠方の家族にも子どもの様子を伝えられる

  • 行事が平日の場合でも仕事を休む必要がない


オンライン行事のデメリット


  • 撮影する担当やカメラ、スマホなどが必要

  • その場で直接見ることはできない

  • 初回は準備をしっかりする必要がある


オンライン行事は保育園にも保護者にも利便性が高いものです。メリット、デメリットを踏まえてオンライン行事についても検討していきましょう。



まとめ

保育園にとって行事は重要である一方、感染リスクが大きく予防対策に十分に取り組む必要があります。

感染症対策の一環として、オンライン行事についても検討していきましょう。




観点① 来園

  • 来園者への依頼事項

  • 送迎バス


観点② 保育活動別に分類

  • クラスでの保育活動

  • おもちゃ・遊具

  • 給食・おやつ


観点③ 保育の活動場所で分類

  • 園内:保育室・職員室・給食所・トイレ

  • 園外:公園


観点④ 行事

  • 園内で行う場合

  • 園外で行う場合


保育園の形は1つではありません。


保育園の経営者、園長先生、保育士が、「自園が取るべき行動は何か?」と主体的に考え、行動することが何よりも大切です。その一歩のための支えになることができましたら、これほど嬉しいことはありません。


みなさまのお力になれることがあればご連絡ください。


「経営課題について解決支援をしてほしい」という具体的なご相談はもちろん、「とりあえず話を聞いてみたい」という場合でも、相談は無料ですので保育園のコロナ対策や経営についてご不明な点や疑問点などありましたらお気軽にご相談ください。



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